爪が湾曲して生え、巻き込みが深く下の肉を巻き込むように変形した状態を「巻き爪」といいます。
その爪が皮膚の内側にくい込み、炎症や化膿を起こしている状態を「陥入爪」といいます。
足の親指に症状が現れる方が多く、症状がひどい方は歩くのも苦労するほど痛みがでます。
痛みをやわらげようとして爪を切ったりすると、悪循環でさらに症状が悪化します。
痛みがある場合は、自分でなんとかしようとせず、適切な処置をすることが必要となります。
巻き爪の症状に気づいたら、早めに治療をはじめましょう。
爪の形をもとに戻すように矯正していく方法です。
ワイヤーを使用して爪の形を矯正していきます。
ワイヤーで矯正を行う場合、当院では軽度の方から重度の方まで対応できる3TO(VHO)療法を行うことが可能です。
保険適応がなく、10000円/1指の費用がかかります。
炎症の原因となっている爪の一部を切り取る方法のことです。
健康保険で治療する事が可能です。
3割負担の方で8500円/1指程度です。
手術をせずに、ワイヤーを使って爪の形を矯正する方法の中で、当院が積極的に採用している方法です。3TO(VHO)療法とは、軽度の方はもちろん、重度の方まで対応できる巻き爪の矯正方法で、フスウントシューインスティテュートよりライセンスを取得した医師のみが行える矯正術です。
手術と異なり、出血や痛みもありません。専用のワイヤーを使い、2~3ヶ月に1回の外来通院で治療ができます。
この方法であれば、手術のように爪の幅が狭くなってしまったり、変形したりすることはありません。
また、ワイヤーの突出部分をカバーしますので、ストッキングや靴下に引っかかることもありません。
施術当日から入浴、運動もできますし、日常生活には全く支障がありません。
治療時間は1回15分程度で、治療後に痛むこともありませんので、仕事帰りの施術も可能です。
爪の状態にもよりますが、2~3ヶ月に1回の来院で、約1年間(3回~4回交換が必要)で治ることが多いです。